2010年02月17日
にしん御殿
なかにし礼作詞の「石狩挽歌」という歌を御存知だろうか?
♪あれからにしんはどこへ行ったやら?
そこに歌われた、にしん御殿、小樽貴賓館、旧青山邸を訪ねた。
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日本海を見下ろす祝津の丘に、にしん漁で巨万の富を築きあげた、青山家の別邸があった。
にしん御殿とはよく言ったもので・・・ため息がでる。
母屋へ入る前に靴下が渡された。
美術品などを傷めないように、暖房していないんだな、なんて思ったら、廊下が春慶塗。
各部屋の襖絵、調度品、着物、器、洋間や枯山水・・・
このスケッチを見たければ、「花より男子」の17巻に主人公の家として登場するので、ご覧になるといい。
母が、
「私が子供の頃は、毎日にしんだった。数の子なんか珍しくもなくてね。にしんがたくさん獲れたんだろうね。」
この青山家が隆盛を誇っていた頃、一晩で今の金額にして、25億円も獲れたのだそうだ。
漁師さんが、魚にうまっている当時の写真がリアルだ。
二代にわたって栄華を極めた青山家は、その後、家を維持することも出来なくなり7年間放置されたのだそうだ。
あれからにしんはどこへ行ってしまったのだろう。
流氷を見に行ったオホーツクの海では、流氷は嫌われ者、だって漁が出来なくなるから。
でも、そのお陰で乱獲を防ぐことが出来、今でも豊かな海でいられるのだと話していた。
過不足なくあればいい、それでも幸せだった私たちの心は、いつからか、たくさんのものが無ければ、満たされなくなってきた。
満たされても、満たされてもまだ足りない。
こころもあの頃に戻れたら、ほんの少しの楽しいことが、ものすごい幸せに感じるに違いない。
- 投稿者:上級野菜ソムリエ 小原 薫
- 投稿日:2010年02月17日 21:49
- カテゴリー:上級野菜ソムリエが贈るその他のお話




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